仕事をしていてふと思う事がある。
「黒の弁当箱は良かったな」と..
「黒の弁当箱」とは、エンジニアの間で俗称で呼ばれていたノートパソコンの事である。
「ThinkPad」と言えば わかる方もいると思います。
今のノートパソコンのような スタイリッシュな形ではなく、
四角で武骨な形状でしたが、キーボードがとても優秀なので、
タイピングした時の感覚が、とても心地良かった記憶があります。
また、キーボードの真ん中に、トラックポイントと言う赤いポッチがついていて、
それをマウスの代わりに 使えていました。
サラリーマンエンジニア時代、
「黒の弁当箱」は、「友」と言うべき存在であった。
プロジェクトの仲間と深夜残業に明け暮れた日々、
「黒の弁当箱」を朝から晩まで 休みなく使い続けていました。
ちょっと落としたりぶつけても、全く問題ない「友」は、
とても頼もしく感じていました。
あれから何年もたった今、
手元にあるのは、「黒の弁当箱」ではなく、
赤いポッチもない普通のノートパソコンです。
仲間から評判が良かったレッツノートや、他のノートブックも試してみたが、
自分の記憶に残っている 「黒の弁当箱」と比較すると、
どうしても納得感を得る事はなかった。
単なるデータ入力機器として、あきらめて使い続けたノートブックも
そろそろヘタってきたので、買い替えるつもりだが、
「友」にはいつ出会えるのだろうか...