誰も手を差しのべない乗客
それはある日の朝の電車での出来事。
私のそばにキャリーバックを持った女性が立った。
いくつかの駅に止まった時、
急にその女性がしゃがみこんでしまった。
「あれっ?体調が悪い?」
そう思ったのだが、
- 真横に立っていた女性
- しゃがみこんだ女性の真後ろにいた男性
- 私の横に座っていた男性
誰も全く反応しない
「嘘でしょう?何をしてるのこの人たち」
そう思っている最中も乗客はどんどん増えて来る。
私「席かわりますよ」
女性「いいえ、大丈夫です」
私「気にしなくていいです」
そう言って座席を代わった。女性はどうやら貧血の様子。
しばらくすると顔色が戻って来たのでいくらか良くなったようだ。
私が降りる時に、
「本当にありがとうございました」と
お礼の言葉を言ってくれました。
安心してエスカレータに乗りながら、
他の乗客が全く反応しなかった事の方がとても気になった。
他人の事は無関心
ニュース等で隣人が事件に巻き込まれていても、
全く知らないと言う話もあるので他人に関心がないと言うのは
理解していたつもりでしたが、
目の前に具合の悪そうな人がいても何も反応しないと言うのは、
どうなのでしょう?
「介抱する事によって仕事に遅れるとクビになるのだろうか?」
「人に干渉して嫌な思いをした事があるのだろうか?」
「自分が逆の立場になった時、同じ行動をされたらどう思うのだろうか?」
そんな思いが頭の中を駆けめぐりました。
心に余裕を持とう
今回のように心が消えてしまうのは日々の生活に追われて、
他の事が全く頭に入る隙間がないんです。
そのままでいると本当に何も感じない人になってしまいます。
自分を取り戻すには休息が必要です。
いますぐ電車を途中下車して会社にお休みする事を伝えましょう。
その日は何も予定を入れず自分を見つめ直して下さい。
何が大事なのか?
それをするにはどうすればいいのか?
自分を取り戻したいなら行動してみましょう。
そんな時にオススメな書籍
こころのチキンスープ
ジャック キャンフィールド、 マーク・ビクター ハンセン著
この書籍は心が消えた人でもその心に明かりを
灯してくれるようなお話しがつまっています。
心が消えているなら心を取り戻しましょう。
心が冷えているなら温めましょう。
人に対して思いやりのある、
スープのような暖かな人になりましょう。